メイク感が出ないんです。
すっぴんと間違えられるんです。
そんなお悩みをお持ちの方は意外と多いです。
そこで今回は美容ライター「みーしゃ」(@misianomakeup)が今すぐメイク感を出せるメイクの方法をご紹介します。
【すっぴん】と【すっぴん風】は違う
まず第一に大切な「すっぴん」と「すっぴん風」は違うという事を頭に入れておきたいです。すっぴんに見えるメイクにはいくつかパターンがあります。
- 本当にすっぴん
- メイクの基本が出来ていない
- すっぴん風メイクにしたけど失敗
- メイクが手抜き
大体街を歩いていてすっぴん風に見えるのはこのパターンだと思います。
おそらくこういった質問を寄せて下さる方の多くは【メイク】をしたのにメイク感が出ないというのがお悩みで、すっぴん風に仕上げたいわけではないのだと察します。
【メイク】をしたのにメイク感が出ないのは【薄化粧】とも【すっぴん風メイク】とも【ナチュラルメイク】とも違います。
その要因はどこにあるのか。
それは、メイクの基本的なポイントをおさえていない可能性が高いです。ここからはメイク感を出すには何が必要なのかを解説します。是非いつものメイクとの違いを確認してみてくださいね。
【肌作りは最初の課題】
第一印象は会って3秒で決まると言われるくらい早いです。メイクも同じ。ジロジロみてこの人はココがどうだ…とかではないのです。パッと見たときの全体の印象で決まってしまいます。
顔の面積の中で一番広いのはどこですか?それは「肌」です。
パと見たときに嫌でも見える広範囲のメイクをないがしろにすれば「すっぴん?」と聞かれても仕方がありません。
「何のファンデ使ってるの?」と聞かれるくらいの美肌さんなら正直ファンデーションは勿体ないです。軽めの下地だけでも十分。
街を歩いていてこの子メイク手抜きだなって思う大半の人は「ベースメイク」が適当です。塗るなら塗る・塗らないなら塗らない。これを徹底しなければいけないのです。
ベースメイクの基本
ベースメイクの基本を押さえておけば「メイクしてる?」と聞かれることはまずないです。
- 下地で肌を整える
- ファンデーションを塗る
- コンシーラーで肌を整える
基本の手順はたったこれだけです。勿論ファンデーションを使わなくても、下地を使わなくても、コンシーラーだけでもメイクは綺麗に仕上がります。
ただメイクがあまり得意ではないという方は、変化球を覚えるよりもまずは基本形を覚えるのが先。何を使うかも大切ですが、どう使うかの方がもっと大切なのです。
下地は何でもいいです。¥1,000~¥3,000くらいのものでも十分綺麗に仕上がります。
こだわりたい方は是非こちらのランキングを参考にしてみてください♡
これら下地は満遍なく塗り広げます。量をケチらずしっかり目に。【下地7:ファンデ3】くらいの比率が綺麗なベースメイクのコツです。ファンデを重視するよりも土台となる下地にこだわったほうが仕上がりは綺麗。
そして【パウダーファンデーション】の場合のみ、下地の後に【コンシーラー】を塗ります。【リキッド・クリーム・エマルジョン】ならファンデの後に【コンシーラー】です。
この工程は絶対ではないので飛ばしても構いません。しかし、ファンデーションでカバーしようと思うと厚塗りになったり崩れの原因になるので、【シミ・クマ・くすみ・ニキビ】は別でカバーするのが鉄則。
ファンデーションも【リキッド/クリーム/エマルジョン/パウダー】何でもOK。一番扱いやすいのはパウダーですが、しっかりカバーしたいならリキッドに挑戦してみましょう。
ここで重要なのは「手」を使わないこと。プロのメイクさんやメイクに慣れている人だと手でも均等に塗ることはできますが、失敗したくないなら「ツール」を使う事が大切。
ブラシ・スポンジ・パフ何でも構いません。使いやすい物・付属のもので付けていきます。一番失敗知らずで万能な「ジェリータッチスポンジ」もおすすめ。
水を含ませたスポンジでファンデーションを伸ばすと、密着感が上がるメリットや厚塗りを防ぐことが出来ます。
まずはファンデーションを適量とりスポンジに馴染ませましょう。最初に乗せるのは「頬」です。ここが一番崩れにくく、カバーできると美肌に見えるゾーンなので、そこを大事に!
直接ファンデーションをのせるのは頬だけでも十分。後はそこから少しずつ外に広げるイメージで、スポンジを使って広げます。
ティーゾーンと呼ばれる「おでこ・鼻」と顎は崩れやすいのでほとんど付けなくてOK。
「ファンデーション」は重ねれば重ねるだけ崩れるリスクを高めるので、少量で仕上げるのが基本。適量を間違えないように注意。
コレだけで十分「メイクしてる感」を出すことが出来ます。肌が綺麗な人は第一印象もとても良いです。コレだけマスターできればその後の応用も難しくありません。
【塗ってる感】と【メイクしてる感】もまた違います。ベースメイクは練習あるのみ。
【眉毛で顔の印象は決まる】
【眉毛で顔の印象がきまる】これはメイク界でずっと言われていることです。あれ?肌じゃないの?そう眉毛も肌も同じくらい大切。
写真を見れば一目瞭然ですが、何もしていない眉毛というのは【野暮ったさ】を生み、女性らしさを欠いてしまう要因になります。
【メイク感】を出すには【質感】【カラー】を操作するのが手っ取り早いです。「眉マスカラ」を使いこなせば、ある程度はメイクっぽさが出ます。
ペンシルは使ってる・パウダーは使ってるという女性は多いですが、マスカラまで使っている女性というのは意外と少ないのです。眉マスカラは色をつけるだけでなく質感も「ふわっと」「ツヤっと」操作することが出来ます。
簡単そうなことですが、このひと手間がメイク感を出すのにとっても重要。「眉ペンシル」と「地毛」でカラーが2トーンになってしまっている人は、このひと手間を加えてみてください。
色は正直なんでも良いです。髪色に揃えなくても良いし、ブラウンでもグレーでもアッシュでもOK。おすすめは「インテグレート」。
1本¥800という低価格なのに眉毛がふわっふわになりますし、カラーが絶妙です。これさえあればパウダーが使いこなせなくてもこなれ眉毛が簡単にできます♡
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分からない時は髪色に合わせて選ぶのが無難!
【絶対血色感を忘れないで】
【顔色が悪い】という表現を良く使いますが、人間の顔の中から血の気が引くとものすごく不健康に見えます。これをメイクでは【血色感】という表現を使います。
リップやチークなどで顔にピンク味・レッド・オレンジなどの暖色をプラスすることで、これは補うことが出来ます。
すっぴんで血色感が良くても、ファンデーションをぬると一気に血色感が消え失せてしまいます。
【チーク】でも【リップ】でも良いので血色感を足すことはメイク感を出すうえで重要。
肌・眉毛の次に「血色感」は大事です。まずはチークとリップに色を投入することから始めてみましょう♡
【アイメイク・リップは手抜きでも良い】
写真のメイクでは【アイシャドウ】もブラウンの単色塗りにアイラインを引いて【リップ】も口紅を直塗り、と大して手をかけていませんが、メイクしている感はしっかり出せます。
しっかり作りこめば、それこそメイクにしか出せない魅力が引き出せます。今回の目的【メイク感を出したい】を叶えるならば、最低限のポイントが出来ていればOK。
【まとめ】
がんばってメイクしたのに「すっぴん」と言われてしまうのは悲しいですよね。
是非明日のメイクから取り入れてみてくださいね!